その笑顔が見られるだけで

6人のいる世界はこんなに美しい

3/19 南座での陰陽師 感想

まずは、健くんas晴明が本当に美しかったですね!!!!林くんas博雅も本当にかわいかった!!原作でも博雅がかわいいかわいいと思ってたけど、林くんが演ることでさらにかわいさが増していた!!素敵でした!!
原作読んだ時点では、博雅と徳子姫と済時と綾子姫の四角関係がふくれに膨れ上がって徳子が豹変したってイメージというかそれが事実書き連ねてあって、晴明と博雅の関係については比較的ライトに、最強タッグであることはわかるように書いてあった印象。
でも、舞台を見たらどうだよ。最後もはや晴明と博雅と徳子姫の三角関係じゃんかよ!!!
原作にはなかったぞ!??みたいな展開というか。原作にはなかった、博雅への晴明の言葉の重みが違う!!私この展開さっきも見た!!!と思いながら見てました。これもまた大変良かったんですけどね。

文字起こしして欲しい。あの博雅を連れ戻そうと必死になった晴明から出てきた言葉全てを。全部衝撃すぎてなんかもう覚えてない。誰か覚えてない?あそこのセリフ全部。「博雅がいなければ俺は人じゃなくなる!!」ってもうすごくすごい愛情ふりまいてんよ。(ここで涙アトが流れる。「♪君がいなきゃ生きられない〜」そんなセリフはもうここぞとばかりにたくさん言ってたが)

「(徳子姫になら)喰われても良いのだよ!」な博雅さんと、「(博雅になら)喰われても良い!!!」な晴明さま。などなど。それは前者と同じ意味ですか???1番衝撃でしたここ。「何があっても俺は博雅の味方」「何があっても俺は晴明の味方」互いに〜!???ここは原作でも思ったが実際にやられると新鮮に驚く。互いに〜〜!???って。「ばか!」の言い方がもう愛情。あと、徳子姫に辱めさせてしまった博雅があまりに取り乱した時、私の見間違いでなければ、晴明は博雅の頭をがっと抑えて諭していたよね…??私の見間違いでなければ…………。言葉を選ばずに言うね。ごめん、それはキスする距離。すごい。すごいね。

原作の時点で、たしなむ程度な素敵ブロマンス要素〜と思ってたが、もうがっつりしっかり凝縮された濃厚ブロマンス要素!!!!!すげぇ!!と思いました。

藁人形済時に徳子鬼がせまるシーンで、原作であったような生々しい迫り方あったらどうしよう…と思ったけどさすがに舞台ではやんなかった。なんかほっとした。
あ、あとあの博雅&徳子合体鬼、普通に怖すぎた、というか不気味すぎた。一瞬私の中の集合体恐怖症があらわれるところだった。夢に出てきそういやです怖いです。要素要素、むしろホラーで、舞台でよかったなとつくづく思った。もし映画で、密閉されたあの空間でこの題材見たら本当にそのあと1ヶ月くらいは一人で寝られない。これが舞台で本当によかった。

ラスト終わり方めちゃ好みでした。かわいかったな~晴明のほれ見ろみたいな笑い方。